米国オンコノバ社が抗がん剤「rigosertib(リゴサチブ, 注射剤)」の再発・難治性高リスク骨髄異形成症候群(MDS)の第Ⅲ相臨床試験の患者登録を完了。

シンバイオが骨髄異形成症候群(MDS)の治療薬として開発中の抗がん剤rigosertib(リゴサチブ、開発コード:SyB L-1101(注射剤)/C-1101(経口剤))の導入元であるオンコノバ社(本社:米国ペンシルバニア州)が、再発・難治性の高リスクMDSを対象とする第Ⅲ相臨床試験(注射剤)の患者登録を完了しましたのでお知らせします。
代表取締役社長の吉田は「現在、オンコノバ社が欧米において進めている再発・難治性高リスクMDSの患者さんを対象とする第Ⅲ相臨床試験の270例の患者集積が完了したことは、シンバイオにとっても大変大きな進展であり、日本の患者さんにとっても朗報であると考えています」と述べています。
本試験は、最良の支持療法(Best Supportive Care)と本剤、及び最良の支持療法(Best Supportive Care)それぞれに対して、270例の対象患者を2:1の割合で無作為に割り付け、全生存期間(Overall Survival)を主要評価項目として比較するものです。なお、本試験は米国食品医薬品局(FDA)より特別プロトコール査定を取得しており、また、本適応症は2009 年にFDAより希少疾病医薬品に指定されています。
日本においても、現在進行中の2つの試験を推し進め、MDSの患者さんに一日でも早く本剤をお届けできるよう、全社一丸となって取り組んでまいります。

なお、詳細につきましては、オンコノバ社のプレスリリースをご参照ください。