患者様・ご家族の皆様へ
骨髄異形成症候群(MDS)のお話
6. 治療方針の決定

MDSの治療法には、支持療法、免疫抑制療法、化学療法、造血幹細胞移植などがあります。患者さんの病状や全身状態、リスクを把握し、それぞれの患者さんに合った治療法が選択されます。また、患者さん自身も、医師と相談しながら、自分の病気の治療法を十分に理解して、共に治療に臨むことも重要です。

● 支持療法
輸血や薬剤により血球の不足分を補う治療法です。貧血に対しては赤血球輸血を、血小板の減少や機能低下による出血傾向に対しては血小板輸血を行います。白血球の減少に対しては白血球を増やす効果のある顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)を使用します。なお、輸血後の鉄過剰症は治療の結果に悪影響を及ぼすため鉄キレート剤を投与します。
● 化学療法
抗がん剤を使用する治療法です。芽球が多い場合にそれらを減らすことを目的として行われます。
● 造血幹細胞移植
提供者(ドナー)から採取した正常な造血幹細胞を移植する治療法で、治癒に至る可能性がある唯一の根治的治療法とされています。
● 免疫抑制療法
免疫反応の異常が造血の抑制に関与している可能性がある場合には、免疫抑制薬や抗胸腺細胞グロブリンを投与します。