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骨髄異形成症候群(MDS)のお話
1. 骨髄異形成症候群(MDS)とは

MDSとは、骨髄にある造血幹細胞の異常により、正常な血液細胞(赤血球、白血球、血小板)を造ることができなくなる病気です。
MDSには、未熟な血液細胞から成熟した血液細胞になる途中の段階で壊れてしまう「無効造血」や、異常な造血幹細胞から造られた血液細胞の形が異常となる「異形成」といった特徴がみられます。これにより、正常な血液細胞は減少し、貧血、感染症、出血などの症状がみられます。また、未熟で異常な血液細胞(芽球)が増え、急性骨髄性白血病に移行することも知られています。

骨髄異形成症候群(MDS)とは

この病気を引き起こす環境因子や遺伝背景はよくわかっていません。
日本におけるMDSの患者数は11,000人程度と推定され、年齢別では高齢者に多く、男女比は2対1で男性に多くみられます。

※ 造血幹細胞とは、増殖(自己複製)する能力と、すべての血球を造る能力を兼ね備えた、もととなる細胞です。